面白かったけど、物事がうまくいきすぎてちょっと薄い。とにかく「人を信じろ」と言われてるようでしんどくもある。私は、世界はひとつにならなくてもよくない?って思ってしまいます。
歌がないのが新鮮でした!主人公が乗ってるアルマジロの乗り物はスターウォーズ感があって好きだった!
種類の違う部族(グループ)が同じ地域に何種類かあって、信じたことで裏切られ、変わり果ててしまった世界で、絶対正側として描かれる主人公が、別グループの人間たちと擬似家族みたいになって信じることの大切さを知るところまではわかる。(それぞれの物語メチャメチャ薄いけども、、、)これは、ディズニーでよくある血縁関係バンザイ物語(リメンバーミー)じゃないのかも?!と思って期待しました。けど、戦いが終わった後の展開がぜんぜん納得いかない。みんなが石から戻って、それぞれの家に帰って、じゃあみんなこれからは全員で仲良くやりましょうってならなくない?主人公と仲良くなった人たちは特に何か権力がある人間でもなかったし。石にされてる間の記憶があったのか、どうして戻れたか石にされてた人は体感してるのか?の話も特にされてなかったし、石にされた人たちが歳をとってないのも気になる。思考や精神は戦いをやった時と何も変わってないのでは?
あと龍のデザインがファンシーすぎて、敵の女の子が、はぁと見惚れるような、崇められる対象に感じなかった。とにかくディズニーが「水」の表現をしたいのがバシバシ感じ取れる。たしかに水の表現はすごい。あの龍のそれぞれのパワーが、水とか光とか変幻とかは、まあフィフス・エレメント的な発想なので理解できるけど、霧って何?って思っちゃった。
壮大な物語だから2時間映画じゃなくて30分のアニメとしてやってくれたほうが細かいところまで描けてよかったのかな?