SSDD

カット/オフのSSDDのレビュー・感想・評価

カット/オフ(2018年製作の映画)
3.8
■概要
ある検視官の男は離婚後に18歳の娘と食事をしていたが、多感な年頃で適当にあしらわれて娘は去ってしまう。後を追うが娘の姿はなかった…。
職場では下顎と手首から下が切断された女性の死体の検死を担当すると頭部からカプセルが見つかり開けると紙が入っていて、自分の娘の名前と電話番号が書かれていた…。

■感想(ネタバレなし)
なかなかスリリングな作品で上質なスリラーなのですが、過激表現で私の嫌いなものがあったので少し評価下がりました。
かなりきついのと、それなりにグロい(私は普通でしたが)、ピカチュウフラッシュのようなストロボ点滅シーンがあったり。
内容はかなり複雑なので諸々覚悟は必要ですが、サスペンス好きにはおすすめです。










■感想(ネタバレあり)
かなり時系列が複雑なことと、被害を受けてるのが主人公の娘と思わせるミスリード展開に痺れました。

特にエリックが死んでいる前提で考えていたので舌を抜かれただけだったというのにしてやられました。

インゴルフとエンダーはかなり怪しい。どう考えてもインゴルフはヒントを見つけすぎだし、タイミングも異常。
主人公が監禁されていた際に銃声を聞いてからドアを破ったようにしか見えないし、最後の背後だけ映したシーンが意味深です。

あとエンダーは何故判事の家の鍵を持っているのか?リンダは主人公にエンダーがピッキングしたとわざわざ知らせるセリフがあったことから、エンダーは主人公から疑われることがないようにしているのをわざと観客に解らせたかったのかと思いました。

あとはあの島を選んだ理由なども主人公がエンダーを頼ることを想定していたとしか思えないのでエンダーは黒幕から何かしら報酬でももらえたのかもしれません。

インゴルフは検視官の理事長に主人公をしたかったという思惑と黒幕達と望みはイコールになるはず。

氷層で落ちたのは本気でミスったのかわざとであれば相当の覚悟が必要だったが、他の黒幕も命を賭してまで行った計画であり、自分が信用されるようにわざと落ちた可能性もあると思いました。

となるとリンダの存在が完全にイレギュラーですが、死体を見つけてしまった分エンダーとしては参加させるしか手段がなかったとも考えられます。

そうなるとリンダはかなりの被害者です。ビンタ1発で我慢できて大人ですね。

エリックというクソは本気で胸糞悪いですね。私の最も嫌いな性犯罪者なので最後指も切り落とされて清々しました。

やっぱり犬に危害を加える奴には制裁を加えるのはどこの国の映画も一緒ですね!
あのデカイの相手によくやったと思いますね。
SSDD

SSDD