私たちは小さな世界に残された塩素
別々の場所からひとつの家に集まって
寄り添いあう家族
独りは怖いから、一緒にいたい
いつも正直だという小さな嘘
大切すぎて閉ざしたアルバムを君に
本を読んで、ときどきダンスをして。
ここにはいない大切な人に、乾杯。
怖い夢を見ても、それは夢だから大丈夫だと言ってくれる人がいること。
何もかもが嫌いで、生きている意味もわからなかった。生きていればお腹が空き、独りは怖かった。
父のような、初恋のような、何より大切な人。苦しみを分かちあい、寄り添いあって、小さな希望を灯して明日を生きていく。
寂しくて、嬉しい。あなたが今日も笑顔でいてくれれば、それだけで良いと思えた。
家族は再生する。
また誰かを愛して、寄り添って、傷を癒していく。