オカルトチャンピオン

プラットフォームのオカルトチャンピオンのネタバレレビュー・内容・結末

プラットフォーム(2019年製作の映画)
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このレビューはネタバレを含みます

食について世の中の構造をこんなにわかりやすく視覚化されるとどうやって解決したらいいんだと主人公と一緒に考えさせられる。
マルクスが資本主義に負けたように、いや、これ解決無理なんじゃないか?っていうくらい人間の終わりのない欲望が雑に食べたいだけ食べ、終いには下の奴らがどうなろうと知ったこっちゃないとばかりに唾を吐き捨てる始末。
自分もいずれ下に行くってわかってるのに、理性的に動けない。
それが人間なんだよなとつくづく嫌になる映画。

更には下に行けば行くほど殺し合いが加速して人が人を食べなければ生きていけない現実。
現実のメタファーなんだから、もう抜け出すとか無理だよ、これ。

あとこの地下の階数は最終的に333階だったけど、これ入居者がいれば無限に増えるんじゃないかな。
地球も国も何人までって制限してるわけじゃないからな。

宗教的解釈でこの映画見るとおもしろいらしいんだけど、宗教細かくわかんないし実際起きていることの解決にはなんの役にも立たないから、もし解決できるならどうしたらいいのか考える。めっちゃ難しい。

いっそ上から徐々に人を降ろして1番下の階で全員配給制にしたらどうかとも思うけど、そもそもみんな聞く耳持つかわからんし、退屈だと死んじゃうなら全員絶滅もあるのか。

難しい!最後の子供はなんだったの!?っていう感想。