生きるために必要なものをひとつ選ぶ事から
その人の本性を知るヒントにもなり
面白いテーマですね。
これ わたしだったら何を選ぶかなー
ひとつって難しいですよね。
空腹の極限の状態に追い込まれて
人間の性分が見えてくる。
上の者は下を蔑み
下の者は上をうらめしく仰ぎ見る
少し前の時代の 社会格差を見ているかのよう。
現代にも言える事なのかしら。
まさに 弱肉強食の世界。
面白いのが これが逆転する事。
立場が変わっても
今 目の前の欲だけに捕らわれる。
自分が生きる事に精一杯。
いくら良い人であっても 環境には抗えない明日は我が身という厳しい世界。
上階の者でも いつ転落するか分からないぞ!戒めよ!という
皮肉めいた警告も込められているのかな。
この階級を変えようとしたのがゴレンとバハラット。
白人と黒人が協力して この世界が変わるかもしれないという希望が見られますが
一筋縄ではいかない。
時に暴力の行使も必要になってくる。
最下層に居た 奇跡の子供は?
幻想なのかもしれませんね。
戦った二人は息絶えて 幻を見たのかも。
彼等の願いを 将来を担う子供に託して最上階へと送る···
自分たちではどうにも変える事が出来ないのか?という
無力さを感じるものでした。