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花束みたいな恋をしたのadagietteのレビュー・感想・評価

花束みたいな恋をした(2021年製作の映画)
4.0
”ヤクザと家族” のダブルスコアほどのレビュー数で評価点同じ。そんなに良いのか!?坂元裕二脚本だし 期待できる?と 赴く。

現代版 “神田川”いや"いちご白書をもう一度” かな?
高いシンクロ度で出会った二人が そのまま恋愛に突入、 少しづつオトナになる過程で シンクロ度を失っていく。
生活を描き出すディテイルがことごとく丁寧。
”今村夏子”ですよ.........昭和なら 高田馬場で早稲田一文、
良いご家庭の経済的にも余裕のある家で育ったふたり、という感じ、だからディテイルがハイレベル。素敵、ほんとに....
ただ『カルテット』の重層感はありませんでした。

ふたりとも 良い恋をしましたね。
『最初のオトコはたたき台』というのは林真理子氏のエッセイタイトルだが 絹ちゃんもムギちゃんも 次はもっと地に足のついた恋をするのでしょう。それが二人が 差し出しあった贈り物でしょう。
これから誰かと出会う方は どうかこんな素敵な恋をしてくだされ。

......というわけで
”適齢期”というものは 映画鑑賞にもあるのでしょうか?
もうコレでは 泣けない自分を思い知りました。
個人的には ”綾野剛の救済” を選ぶ人でなければ もう話合わへんのやろうな..........寂しいなぁ.................. 

でも 綾野剛 ありがとう
架純ちゃんも 菅田くんも ありがとう
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