えーこ

花束みたいな恋をしたのえーこのレビュー・感想・評価

花束みたいな恋をした(2021年製作の映画)
3.7
"はじまりは、終電だったー"
白のジャックパーセル、
映画の半券しおりにするタイプ、
天竺鼠のワンマン…
こんなにも同じだなんて、これはもー運命だよね☆
でも"始まりは終わりの始まり"

あー、それ私も好きー
おー、あれ私も持ってるー
まさかの神の降臨?にはこっちまでテンション上がるけど、、
これ見よがしなサブカル好きが目に余る(笑)
きっと誰もが夢見るシチュエーション♪
それを菅田将暉と有村架純が演じるって!!
でもいずれ夢は覚めるもの、
現実が立ちはだかる。
並んだ黒の靴が昔とは違うんだと物語る。

脚本は「カルテット」の坂元裕二。
最近では「大豆田とわ子…」も面白かったけど、
計算されたオシャレ感?
独特な言い回し、抜群のワードセンス、取るに足らないあるある?が真意をつくというか、
その世界観も大好きなんだけど、、
共感するには歳を取り過ぎたのか、
それとも私が花束みたいな恋をしてないからなのか、、
痛くも痒くもないというか(←えー)

花は散るもの、枯れるもの。
さわやかに生きづらさを語るのも坂元裕二ならではなのかなー
それはまるでイヤホンのLとRみたいに、
同じものを見たり聞いたりしていたはずなのに、いつの間にか違う未来を描いていた二人。
社会人になったくらいで、あんな変わるかなーとも思ったけど、、
とりあえず今村夏子の「ピクニック」を読んでみるか(笑)
えーこ

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