ここ最近あまりない『ど直球』のラブストーリーですね。
2020年。開始5分のやりとりで2人が別れたんだな、と分かる。戻ること5年前の2015年。2人が出会い別れるまでを描いた物語。
誰もが通るであろう普通の恋愛を淡々と描いてます。ラブストーリーにありがちな恋の邪魔をする悪役も、いい味だしてる変なサブキャラも登場しない。登場人物みんな普通の人。普通の2人が出会い、付き合い、同棲して…ってのがいいですね。結構笑えるシーンもあり。
脚本は東京ラブストーリーなどで有名な超ベテランの坂元裕二。もう30年ぐらい活躍してますね。同時代に活躍した脚本家、野島伸司や北川悦吏子らは自分の色が濃すぎて今の時代に合わずちょっと時代に置いてかれてる感じですが、この脚本家はあまり自分の色を出さない人なんで逆に良いのかもしれません。
2021年64本目