「サブカル殺しの映画」という評判が気になっていたので、自称サブカルおばさんの私は飛びついた訳です。しかし残念ながら、私に刺さるタイプのサブカルではなかった（ミイラ展は除く）。サブカルの基準は人それぞれだと思いますが、少なくともAwesome City Clubはサブカルじゃないんじゃないかな…。せめてパスピエあたりにしといてくれたら…。たぶん、あまりにもガチなサブカルにしてしまうと、話についていけずに振り落とされる人が多数発生してしまうため、敢えてライトなサブカルに留めておいたのでしょう。匙加減！
サブカルだった菅田将暉が、わかりやすい「つまんねえ大人」になっていく過程がリアルだった。心を亡くすと書いて「忙しい」なんて、昔の人はよく言ったものだよ。
総合的に見ると、夢見るのを諦めた男と、程よく夢を見ていたい女の恋愛模様でした。2人とも普通にいい人だし、喧嘩になる時も別にどちらか片方に非があるっていう訳でもないのに、こうやって恋人同士の歯車は狂っていくのですね〜。という好事例。勉強になりました。
