年齢も立場も関係なく、
会話を通して分かるお互いの言い分や気持ち。
話せば分かるとまでは行かないが、
自分の思い込みや勘違いによるすれ違い、
または、自分勝手に傷ついてしまうこと、
それを避けることができる。
この作品では対話、コミュニケーション、
突き詰めて相手を知ること、知ろうとすること
その大切さが如実に伝わってくる佳作。
未婚のジョニーが、妹の子供9歳のジェシーを預かる際、
戸惑いと多感で喧しいことからくる扱いにくさから、
投げ槍気味になるものの、
ジェシーとの対話、話を聞くことにより、
彼の心やこれからの生き方まで、
親子以上に心を通わせる様が清々しい。
映画の中で引用される文章も効果的。
後半に出てきたのが特に印象があって、
今思い出せないのが残念。
コミュニケーションで言えば、
スマホのメールしかり、どこでも通話でき、
互いがコミュニケーション取りやすいのに
心の溝は埋まりにくかったりする。
如何に相手を知る姿勢が大切か、
それを考えさせられた作品。