無責任
「じゃあ誰が悪いの?」
相変わらずこの世界はどこか理不尽で、誰も悪い人なんていないのに誰かが悪くなきゃ行けない世界だ。
メリークリスマス!なんてみんなが幸せで平和で誰もが楽しいそんな日に訪れる爆弾予告。この映画、撮影は1年くらい前なのに今の世界の状況にはあまりにも的確すぎる。いつまでも平和ボケしてんじゃねえぞ!なんてな。
「自分は絶対に大丈夫」「そんなことは本当には起こらない」なんでいつだって信じられるんだろう。いや、自分も大小はあるけれど少なからずこんなこと思ってた年齢だってあったんじゃないか。それにしても自分なら絶対に近寄らないけどな、そんな渋谷。
現金主義によるデラックススイートみたいな部屋で与えられる叙々苑と今半に添えるのは成城石井の知らん高いお茶にしとけよ!なんて思ったけどお〜いお茶なところまでテレビ局でした。
「誰も悪くないはずなのに誰かが悪くなきゃいけなかった」そんなこと起こらない世の中になったら良いのにね。信じるしかないのか、でも信じなきゃ何も変わらないし始まらないんだろうな。
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今年の年内最後も中村さんの演技で締めです。
あいも変わらず抜群に馴染む。上手い。
こんな年だったから映画って、映画館ってやっぱ良いよなあって改めて感じられたかもしれません。
来年も素敵な日々が過ごせますように。