くう

ファーストラヴのくうのレビュー・感想・評価

ファーストラヴ(2021年製作の映画)
3.3
最後まで違う意味(←)でドキドキしながら観た(えっ…だって…キャスト●●なのにやってないの??ほんとうに?(←キャストで見るな))。

親から与えられた苦痛の成長記録が心の病をもたらせる。支配の歴史の末に起きた事件の虚しさ。芳根京子が本当に、本当に上手い!

ただ、本当に監督的に脚本家的にキャスト的に(爆)余計な期待(?)をしながら見ていたので「あれっ」と思ってしまった。あくまでも…私のせいです。すいません。

最近の堤監督作品は子育てや家族に焦点を当てている気がする。それは世界のどこかでいつも起きている問題。痛々しく突き刺さる。

他のユーザーの感想・評価

Saki

Sakiの感想・評価

3.9
はぁ…中村倫也そうゆうとこだよ、もう(?)
観てきました!「ファーストラヴ」

【あらすじ🌿】
ある女子大生が父親を刺殺する事件が起きる。
なぜ彼女は父親を殺さなければならなかったのか?
公認心理士の主人公がこの女子大生の事件の真相に迫っていきます。

テーマが重たく、女性には辛い気分になる場面が多く色々考えさせられるようなシーンがたくさんありました。
子供のSOSを見て見ぬふりをするような大人にはなりたくないけど、実際起こったら自分だったら何かしら行動ができるのか?と考えると自信がないので情けないです。。
ですが内容は面白く、見応えありなサスペンスでした👏✨

しかし窪塚洋介さん歳のとり方が素敵だなぁ…

中村倫也演じる弁護士、迦葉🌿
めっちゃかっこよ。あんな弁護士面会に来られた日にはもう…🤤
凪のお暇のゴンさん以来の刺激強めなシーンありで映画館内で心臓が飛び出るかと思いました(純粋)

そしてロケ地がめちゃ近所で思わず後ろにひっくり返りそうになった😳笑
私もいつか生で中村倫也さん見たいなぁ☺️

以下、正月の弟との会話🎍

弟🙎‍♂️:俺の職場の近くで「恋あた」のロケしてて中村倫也見たぞ!
私:(平然を装いながら)へ〜いいなぁ。
そういや私の職場の前でエガちゃんがYouTubeのロケしてたよ(精一杯の抵抗)
北川景子の演技が少しあれだけど、複雑な構成の原作をうまくまとめてると思います。ただ北川景子と中村倫也の過去の話はかなりはしょられてて関係性が掴みにくいと思うので、ぜひ原作読んでもらいたい。
lemon

lemonの感想・評価

4.5
我聞さんみたいな人と結婚したい。
そしてやっぱり北川景子がすき。
演技がまじで間違いない!

なんかもう女性のトラウマとか
すっごい上手く描かれてて
全男性これ観るべきって言いたいと思った。
中村倫也好きじゃなかったけど
ちょろいからすぐ好きになったのは私です😂
自分の言葉で伝えることの大切さとか
相手の心を開くには自己開示とか
学ばされるばかりの映画。

島本理生さんの本が元々好きだったから女性目線の描き方とか考え方とか凄い好き。
島本理生さん、大好きな作家さんなのですが、これはまだ未読。原作を先に読んでおきたいタイプなのですが、我慢できずに映画を先に鑑賞。

辛くて哀しい話でした。辛く苦しい子供時代を生き、大人になってからも浮かび上がる事ができずにずっともがいている由紀や迦葉。子供時代は描かれなかったけど、環菜の母昭菜もきっと心の中に抱えているはず。

義父からの直接的な性的虐待を想像していたけれど、そうではなかった。
ああ、でもなんて惨たらしいんでしょう。
それを強要する父と見て見ぬ振りをする母。
唯一優しくしてくれたコンビニのお兄さん。逃げ場所を作ってくれたお兄さん。
助けを求めたのに我が身可愛さに自分を振り切ったお兄さん。

ファーストラブという題名が辛いです。自分だったらこの題名はつけられないと思います。

中村倫也や北川景子の葛藤、優しさ。
芳根京子をちゃんと観たのは初めてだった。
彼女の表情の変幻自在にはかなり魅せられました。
窪塚洋介のかっこいい渋いおじさん役に射抜かれました。本当にあの素敵な写真の数々を撮っていそうな、あの人がいるからきっと由紀も迦葉もこれからもしっかり生きていけるんだと思う。
そんな骨太な人を演じていてカッコ良かった。
「恋愛ではなかったけど大事な人だった」
 とにかく芳根京子さんの演技が圧巻でした。役を降ろすと言うか憑依させるタイプの女優さんなのでしょうか?素に返った時のメンタルがちょっと心配になった程です。
 対して北川景子さん他の俳優陣は抑え気味の演技でリアリティー担当みたいな感じですかね?脇役に至るまでキャストの皆さん演技がお上手で、目の前で起こっている事の様な没入感で鑑賞できました。芳根さん演じる聖山環菜が真相を語り始めた最初のセリフ、予告で観ていたにもかかわらず衝撃でした。完全に頭から消え去っていましたね。
 結末は手放しで喜べるものではなく、妥当と言うかリアルな感じでまあそうなるよね、と言う様なものでしたが、それでも二人のヒロインがトラウマを見つめ直し新たな一歩を踏み出した点においてハッピーエンドなんだろうと思います。
 そしてヒーローはやっぱりここ一番と言う所に来てくれた「裕二くん」かな?
個人的にあまりスッキリはしなかったけど、芳根京子の演技が上手だった
mariko

marikoの感想・評価

4.0
美人が感情をあらわにした時の迫力がすごくてびびりました。
穏やかでいたい。

原作読んでから観たんだけど、映像化されると目線の怖さとか、トラウマがよりわかって、これはあかんってなりました。
ずーっともがき苦しんでるのよね。

窪塚洋介の酔っ払いインスタライブを見てから本作をみると、良いお兄さんすぎて裏があるんじゃないかと思ってしまうよね。最後まで良いお兄さんでした。

北川景子見てたらやっぱショートカット女性って綺麗だなあと思いました。
ショートにしても北川景子にはなれないよ?って言われました。辛辣。

あと清原翔が出てて声出そうになった。
pyons

pyonsの感想・評価

3.5
動機はそちらで見つけて下さいっていうくらいだから猟奇殺人かと思ったけど違った。性虐待とか血縁とかリストカットとか誰の何に触れるか分からないものがたくさん出てくるので一緒に観に行く人は選んだ方がいいです。内容は重たいけど結構展開は読めてしまう。活字追う方が面白い作品かも。そして北川景子の演技がうるさい。声が大きいとかじゃなくて表情とか動作が「演技です!!!!これは!!!演技です!!!」という感じなのでいつも萎えちゃう。笑った顔めちゃくちゃかわいいけどね。我聞さんかっこよかった。でも窪塚は喋り方が気怠いからマトモな役だとなんだかしっくりこないね。
真宵

真宵の感想・評価

3.9
芳根京子ちゃんすごかったなあ。今までは純粋であどけない役が多かった気がするけど、これもかなり良かったと思う。んでもって個人的にはこっちの方が好きです。
「血を流すことでしか救われなかった」
なんて悲しい言葉なんだろう。最初は性的虐待の話かと思っていたけれど、そうじゃなくて若干救われた。いずれにせよ悲惨な環境というのに変わりはないけれど。
それと、母親の手首にもあった傷。虐待などでよく聞く話ではあるが、負は連鎖するものだ。

肉切るハサミで髪切るくだり、エンドロールの歌にセリフを被せてくるところなどちょいちょい(!?)となる瞬間はあったけれど、総じて良かったです。
ただ予告編でサスペンス感を醸し出しているため、それを期待して行くとちょっと違う‥となるかもしれない。
Atsuya

Atsuyaの感想・評価

4.0
ずっしりくる。
ただただ辛かった。
うまく言葉がみつからない。
それぞれの演者さんの演技が引き立っていてしびれた。

やっぱ自分は堤監督の作品へのアプローチの仕方が好きだなと思った。

2021-25
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