WBのロゴが！
もうここから バズ・ラーマン監督らしいゴージャス感溢れる始まり。
前半は エルヴィスのルーツであるブラックミュージックも織り交ぜながら
音楽が満載でノリノリだった。
女性があのように狂ってしまうような感覚 分かるような気がした。
本家エルヴィスが演じた「監獄ロック」よりも激しい動きのステージパフォーマンスに 見入っちゃう。
彼のカリスマ性がびしびし伝わってきた。
オースティン・バトラーはエルヴィスに見えるし
彼が持つ色気を感じたもの。
キング牧師 シャロン·テート殺人事件など アメリカの歴史も入ってきて
ケネディ大統領の暗殺後の
「If I Can Dream」の歌は 心に響いてきた。
それ以降 失速。
後半じわじわとパーカー大佐を演じたトム・ハンクスの胡散臭い存在が大きくなってきて
彼の欲に搾取されるエルヴィスの力が弱くなってきちゃった。
ストーリーの流れでもあるけれど
トムの演技力からなるものもあるのだろうね。
スーパースターは栄光と転落が付きものだけど
彼も同じ末路だったのが残念でならない。
早すぎる死だよね。
少年の頃に 教会で電撃を受けたように 音楽の神から啓示を受け
晩年 ステージ上で立てなくなるも 歌で愛を届けていたエルヴィスが印象的だった。
