「RENT」を作詞 作曲 脚本を手掛けながら
プレビュー公演初日の未明に
35歳の若さで亡くなったという 伝説的なジョナサン・ラーソン。
時は1990年。
家の電気も止められほど生活が苦しいながらも
ミュージカル劇作家として夢を追うジョン。
がむしゃらに創作に打ち込む彼は
恋人との関係も おざなりになる。
彼の親友に 成功しながらも実はエイズに侵されているマイケル。
このジョンを取り巻く世界がそのまま「RENT」に投影されています。
ジョンのアクションが楽しい！
ホームパーティーで即興かのように
「ボボーボボーボ」と歌ったり
プールで水底に突如音符が現れて 曲が舞い降りたりと。
創作で苦しみ 焦りながらも
このような普段の生活の中で ひょんな事から作品は生まれてきたり。
彼の実生活から生まれた 等身大の物語を描いているからこそ
「RENT」は多くの人の共感を得て
夢追い人の讃歌になっているのでしょう。
後に続く「ラ・ラ・ランド」のように。
tick,tick…BOOM!とは
限られた時を生きる者と
ジョンのような刹那的な儚い人生。
BOOM!が 最期に花火を打ち上げたような人生であるようにと
願いを込められたタイトルなのかもしれませんね。
