沖田修一監督。
たぶん日本でいちばん好きな監督さん。
そういえば最初の出会いは
職場の先輩が、『南極料理人』面白いよ!
って教えてくれたからだなあ。
沖田監督を信じろ!
とあんまり乗り気じゃない妻の手を引いていざ!
沖田監督の映画ってワンカットが長い。
だからゆったりしてるんだけど、
それに相反して情報量がとっても多い。
気になるアノ子と兄貴(オネエ)がハグしてる
その後ろでいいなぁって顔で見てる弟くん。
とかね。
リアクションもワンカットに入ってることが多い。
そうなると少しの情報も見逃したくなくて、
隅から隅まで探検しちゃう。
ありゃ。子供が書いた、壁に貼ってある書…「半分する」とか「改革し再生(?)」って何⁉︎
とか見つけてひとりクスクスしてみる。
水泳部の顧問、「な!」って言いすぎじゃない?
と思っていたらやっぱりアダ名が「な」だったり。
そうこうしていると隣でガサゴソ。
妻は号泣していた。
それだって見逃さないぞ。
“教わったことは教えられる”
ほーら、沖田監督の映画は面白かったでしょ?
場内が明るくなった瞬間、
妻に最初にかけた言葉はもちろん
「な!」