ブラック・アダムス
1980円
DCシリーズの新作にしてドウェイン・ジョンソン主演のブラックヒーローということで、とても楽しみにしていた映画だ。
ピアース・ブロスナンやサラ・シャヒが出演していることは知らなかったよ。
そして、この映画の中で本質的に最も重要な役割を担っていたのは、ピアース・ブロスナン扮するドクター・フェイトだったよ。
「未来から逃れられなかった。だが今は未来が何も見えない。この世界は素晴らしい。未来は変えられる。」
このセリフに強く心を打たれたよ。
そして、見事に未来を変えて死んでいったフェイト、否、ケント・ネルソンこそが、この映画の本当の主役であったと私は断じたい。
アドリアナ役のサラ・シャヒは、『PERSON of INTEREST』の頃から魅力的なキャラクターを好演していた俳優さんだ。
しかし、10年前のドラマの彼女と今作の彼女とが、まるで時が止まっていたかの如く、見た目年齢に変化が無かったことに驚かされたよ。
160cmと、とても小柄な彼女なので、ドウェイン・ジョンソンたちに囲まれているシーンでは、まるで小人のように小さかったことが印象的だったよ。
小柄ではあるが、劇中での彼女の性格は非常に男勝りであり、PERSON OF…にも共通した特徴で、そこが個人的にとても良かったよ。
エンドロールの中盤で、ジャスティス・ソサイアティ??からの紹介で、ジャスティス・リーグの最強エイリアンが登場したことにより、DCシリーズの同時系列作品であることが示されていたが、そのエイリアンは年齢が地球人のそれとは大きく異なるため、同時代での同時進行な時系列であるか否かは、私には読み取れなかったよ。
ただ、ブラック・アダムスと彼とを戦わせたら、果たしてどちらが勝つのだろうか、という抑え難い好奇心が湧いてきたことも記しておこうかな。
総じて、とても面白かったよ。
ありがとう。