汚くて騒がしい映画でした。笑
でも、相変わらず映画と音楽の愛に溢れてて、監督、死ぬんかな？もう遺作なんかな？ってくらい想い詰め込んでる。
業界にいるからこそわかる、寂しさや切なさみたいなものがとても伝わってきて、共感できて、寂しい気持ちになっちゃった。華やかな世界でありながら、夢見る分、現実の寂しさも際立つし、夢見ていろんな人が来る分、その寂しさでいろんな人が去っていく。映画ってそんな世界。
音楽がララランドだったので、もう少しゴージャスで重厚感ある感じの方が合ってるかな、と思いました。
あとはかなり映画好きな人じゃないとなかなか「この作品いい！」となりづらい気がし、作品の中で「演劇を見るお金のない人は映画を見に行ったんだ」と大衆娯楽であることが言われていますが、この作品が郊外のガソリンスタンドに観に来る人たちから支持されるとは思い難いです。
日本の市場でも然り。あの時代の映画が良かった、って思ってる人は今やシニアだし、少しだけ監督のアイディア行き止まり感？と感じました。みんなララランドがもう一度見たかったのかな？
個人的には映画への愛も溢れてて好きですが、寂しいです。
マーゴットロビーはこんな野蛮人じゃなくて、やっぱりテッカテカピッカピカの整ったブロンドヘアで完璧な美女を演じてるのが好きです。
