しまった、試写なのにすっかりレビューを忘れてた。Filmarksさん、ごめんなさい。
保育園、小学低・中・高学年と、節目節目で描かれる父としての試練は、リアルにひとり親をしている人が見たら、ふっ、と、鼻で笑いが起きるかもしれないな、と、ずいぶんと冷めた目で見てしまった。小さな子どものわがままに思わず感情的になってしまう父親、そんなありふれた場面が一切ないってのはいくらなんでもありえない。
今子役のトップになろうとしている白鳥玉季ちゃんがあまりにも大人びていることへの違和感も大きい。小1の子の口から「愚問」という言葉が飛び出したときは聞き間違いかと思った。早熟な子ならあり得るのかなあ。
優しい人たちに囲まれた幸せな親子のだいぶファンタジーなお話。
ところどころ「?」があって、残念ながら全体的に期待は超えなかった。
でも泣くところはしっかりと泣く。そこは重松清。