2021年10月8日
『EMMAエマ』 2020年イギリス制作
監督、オータム・デ・ワイルド。
1800年代。 イギリス。
エマ・ウッドハウス(アニャ・テイラー=ジョイ)は父
(ビル・ナイ)と二人、大きな屋敷に住み裕福に暮らす。
姉は結婚して家を出、母は亡くなっている。
エマは年下の友人のハリエットの結婚相手を探すが、
なかなかうまくいかない。
そんなエマにジョージ・ナイトリー(ジョニー・フリン)は
苦言を呈する。
しっかりと意見をして下さる人は、大事なお人♡
皆の前では言わず、2人になった時に敢えて正直にいさめて
下さるジョージは良い方。
エマの階級意識と、高慢な言い方にちょっと引いた。
映画の服装、家具、室内の装飾、絵画、洋服の着脱、その時代
のマナー、社交ダンスなど、目を見張る思いで観た。
物語の展開を追いながらも、それらの映像を食い入るように
見つめた。
洋服の脱ぎ着は召使が手伝っていたのね。
ジョージは映画の中で真っ裸になって、下着から着せて
もらってた。
靴を履いて、それからもう一足、重ねて履いてたような。
ハリエットの父がガロッシュの職人とか言っていたけれど、
ガロッシュって何?と検索をすると、靴の上に履くゴム製の
靴のことだと。
靴を泥や水から守る、雨の日でも履けるようにという長靴の
こと。
この時代、二重に重ねて靴を履いていたことを知る。
映画を観ていていろいろ知った。
それもきれいな映像で。
温室の植物も素敵なら、周囲の景色、建物、どれも映像的に
綺麗で素晴らしい。
目で楽しめる映画だ。
ジェイン・オースティンの小説を元にした映画。