ゆず

T-34 レジェンド・オブ・ウォー ダイナミック完全版のゆずのレビュー・感想・評価

4.3
頭が悪いので、4ヶ月前に観たインターナショナル版に、完全版では何が足されていたのか分からなかったwww(相変わらず面白かったけど)
新鮮な感じのセリフとかはあったけど、それが完全版で加えられたカットなのか、2度目の鑑賞だから気づいた部分なのかが分からない….。たとえば<ニコラウス>の件が短縮版にあったかどうかすら今となっては分からない…。
少なくとも、明らかにそれと分かる、シーンまるごとの追加エピソードはなかったと思う。完全版では26分も追加されているらしいのだが、おそらく短縮版はシーン単位での削除や変更はなく、シーン内でセリフを削ったりするなどしていたのではないかと思う。そうでなければ私は自分の記憶を信じられなくなってしまう…。

しかし短縮版を観た時に不自然な編集の形跡などは見つけなかった。
というか、そもそも短縮版だとは知らずに観たのだった。完全版より26分も短いバージョンでも違和感なく、とても面白かったのだ。
そう、本作は短縮版の時点ですでに完璧だった。
そこへ完全版公開の発表である。前に見た完全なる戦車映画は完全ではなかったというのである。わけがわからない。しかも<ダイナミック完全版>などという。もともとダイナミックだよ!…と思いながらも劇場へ。
結果、今回も大満足である(笑)バージョンによる違いはわからなかったが、完璧な映画に26分足しても、そのせいで悪くなったりはしないことはわかった。完全版も完全じゃないバージョンも完璧だった。

監督はロシア映画界の巨匠と言われる人物なのだが、それも調べるまでまったく気づけなかった。作品は一見して巨匠が撮ったとわかるようなものではなく、なんというかとてもエネルギッシュで、若い世代の活力に満ち溢れていた。巨匠の作品ってなんだか小難しそう…というイメージにまったく当てはまらない。
あとは、2回目の鑑賞なので、登場人物みんなに愛着が湧き出したかな。
男同士の熱い絆はより熱く感じられ、ますます面白くなっていた。
次からは最初から完全版でいいのでは。(あっ、あとインド映画も)
ゆず

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