Mpoppins

キンキーブーツのMpoppinsのレビュー・感想・評価

キンキーブーツ(2018年製作の映画)
4.5
いつもお世話になっているフォロワーさんにオススメして頂き鑑賞。

事前知識は、ドラッグクイーンが潰れかけの靴工場を立て直す為に活躍する。と、日本版ではドラッグクイーンのローズ役を三浦春馬が演じていた。ていどです。

冒頭、歌唱力あえて低めにしてる?男性が息子に靴工場の素晴らしさを息子に歌で伝える。父の歌を楽しげに聞く息子・チャーリー。
このミュージカルは父と子の絆が軸になっていることがわかる。(親子・靴工場→映画「ジュマンジ」を思い出す😢)

大人になったチャーリーはこの人の魅力がわからない(笑)というフィアンセと新婚生活を過ごすロンドンへ。が、直後チャーリーの父の訃報が届く。慌て故郷に戻ると靴工場の経営状況の悪さを知り、途方に暮れる。そんな時に女性従業員ローレンとの会話から経営悪化打開策のヒントをもらう!しかし具体策がないままロンドンの夜道を歩いていた時に「運命の女性」ローズに出会う。

ローズ、体型が大きい!!ショーのパフォーマンスがダイナミックで迫力満点💕そして歌が上手い!さすが本場😆

そこからはグイグイと歌とダンス、ストーリーに引き込まれます。

途中、ローズが男性の格好で出てきた時は「渡辺謙ですか?」と思わせる見た目の違いにかなり驚きました!w

チャーリーとローズ(サイモン)が「父の描く息子になれない」と歌う歌に涙。(たしかこの曲「ミュージックフェア」で三浦春馬歌ってたような記憶が…🎙)

靴工場では、ローズの存在を受け入れられない職人気質「男」ドンとローズの確執とチャーリーを交えながら「相手を受け入れること」を歌を通して伝えくれる。

自信に溢れ、パワフルで魅力的なローズですが、実は彼女の中でも世間からの冷たい視線や何よりも一番理解してほしい存在である父親からの期待に対するそれに応えたい自分と応えられない自分への葛藤に悩んでいるところに人間味を感じて見ているうちにどんどんローズが好きになります😆

ローズとチャーリー以外のキャラも魅力的で楽しかったです(特にチャーリーの良き理解者ローレンの表情豊かなところが魅力的で見ていて楽しかったです!あと、地味に工場長みたいなおじいさん!密かにめっちゃ楽しんでますやん!ってツッコミたくなるかわいさ有り)

あんなハイヒールで細かいステップを踏み、歌を歌い、そしてあのクォリティ!!スゴいなぁ🤩観ていて楽しい♬テンション上がる⤴

この作品のメッセージ「相手を受け入れる」ことと「ありのままの自分を受け入れる」ことの大切さがすごく伝わってきて(同時に最近仕事がしんどい理由がわかってしまいました!😥)…この作品も刺さり過ぎて後半はほぼずっと泣いてしまいました。
そして、「人は一人では生きられない」というメッセージ。(最近このメッセージにやたら遭遇するのは何故??偶然ではない気が…)

ラストの曲は、ローズの強さと優しさをアップテンポな歌で表現されていて、「私も持ち上げて〜😆♬raise you up♬」歌いだしたくなる始末(笑)
こんな強さと優しさを持ち合わせた女性になりたいなぁと思いました。

観ているとパワーをもらえる素敵な作品でした(もう一回観に行こうかなぁ😄)
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