継

ウィッシュ・ルームの継のレビュー・感想・評価

ウィッシュ・ルーム(2019年製作の映画)
3.8
NY郊外の片田舎へ引越して来た若い夫婦, 画家のマットと翻訳家のケイト。
新居はまだ前の住人の家財道具が置き去りで, 家中の明かり💡の点滅が止まない状態。
マットはとりあえず配線を調べようと壁紙を剥がすが, そこに家の間取り図にのっていない隠し部屋を見つける。

 ーそこは, 願ったものが何でも手に入る不思議な部屋だった。

初め戸惑いながらも欲望には勝てず, 大金💴, 名画🖼, ドレス👗にジュエリー💎etc…と贅沢に明け暮れ, 仕事そっちのけで享楽に耽る二人。
エスカレートする欲望はもはや抑えようがなく, 二人は遂に「禁断の願い」を叶えてしまう。。。


先が読めないストーリー。
オリジナルを創造(create)しようとする芸術家の夫と,
オリジナルを似た意味の言語へ翻訳(translate)する職業の妻.

 ーホンモノと信じるか、虚構と切り捨てるか。


全体にフワフワしながらも説明がつかないのは「部屋」のみ。

割と序盤に語られる過去の屋敷の出来事やジョン・ドゥの供述, 後出しされるそのルール等々を持ってしてストーリーを上手く構築して,
巨大な3Dプリンターのようなその部屋の仕組みはボカしたまま,
夢のような話を ある仮説をkey🔑にしてスリラーへ転調させる仕掛けが面白かったです(^^)。

モノとすれば成長は劣化。うーん, そうかぁ...。
継