シリアスなお金問題をコミカルに描いた映画だった。
突如として篤子に降ってきた老後の資金問題。お葬式から始まり、まゆみの結婚、夫婦で失職と、その他にもまあ色々と盛り沢山で、濃い日々だったなぁ。サツキの依頼はちょっと非現実的で、その対応もあり得なさ全開で面白かったけれど、篤子に起こったそれ以外の事は、わりと誰にでも起こりえそうな事だなと思った。
見栄を張ったお葬式って逆に故人を辱しめてる気がするから、そんなに豪勢にしたいものかねぇと思ってしまった。お金が脳裏にちらつきながらのお経は聞いていられない(笑)
それにしても、お葬式代を全額章に負担させる志津子のちゃっかりさに、そのノート見せてみなって言いたくなったわ。9万円の仕送りも妥当だったのか怪しいところだな～って疑っちゃったよ。
通帳を眺めたところでお金は増えないんだから、だったら意識を変えた方が良いし、そのひとつがコレ！みたいな、明るい終わり方は良かったなと思った。参考に出来るような何かは特になかったけれど、お金を扱ってるわりに小難しさが一切ない観やすい映画だった。
#132_2021
