阪本嘉一好子

ハニーランド 永遠の谷の阪本嘉一好子のネタバレレビュー・内容・結末

ハニーランド 永遠の谷(2019年製作の映画)
4.9

このレビューはネタバレを含みます

心温まる映画。その上、大自然を満喫できる上、大自然との調和を体と知恵で感じ取っている。そして、生きている。このドキュメンタリー映画を三年かかってとったらしい。主人公ハティジャが蜂蜜を全部取らないで『半分蜂のために』といってとっておく。それをまた、トルコ(?)の家族の子供の一人に教えるシーンが好き。自然の生き物と共存することにより、自然を破壊せず、お互いに生存できる。この生き方が大切だ!
それに、ハタジャは遊牧民のようでトルコ語を話す家族が、車と家畜を連れて現れた時、怪訝な顔つきでいたが、すぐ子供達と友達になり、今までの人生とかわり、活発になったが、商売熱心の家族の父親は自然との共存より、生活のため蜂の巣を探し求め、量産し始めた。でも、家畜が病気になって、この土地をさった。その時の、ハタジャの寂しさ。『冬を何度も迎えた』と最後の母親の言葉。ハタジャの寂寥感。季節は巡り、春になって、彼女は誰もこられなそうな山の中腹にある蜂の巣を見にいく。

この大自然の中で生きる彼女に地球温暖化の影響を聞いてみたい。