ドント

劇場版 騎士龍戦隊リュウソウジャーVSルパンレンジャーVSパトレンジャーのドントのレビュー・感想・評価

3.5
 2020年。大変楽しめた。幽閉されていたギャングラーが解放され、騎士竜たちが能力の源として取り込まれたことから、ルパレン&パトレン、リュウソウジャーたちが力を合わせて戦う久しぶりの「劇場版」。
 お宝を探すノエルと婚活キャラカナロ、そしてリュウソウ組の蛮族的性質という便利要素(こらっ)をうまく使った、遭遇からの共闘の流れが強引ながらもものすごく心地よい。ルパパトの登場も、先輩風を吹かせるのではなく1年彼らが重ねてきた物語の厚み(正しいと信じることと大義の対立)をたっぷり感じさせた上でリュウソウジャーと共鳴させていてよかった。
 アクションも生身や各戦隊ごとのカラーを打ち出したモノに止まらず「武器交換」まで繰り出してくれて心踊るばかり。欲を言えばルパパトのテレビで導入されたあのものすごいカメラワークのアクションをもう少し長く観たかったか。後日譚としてのルパパトの「仲良くケンカしな」な関係性もファンとしては胸熱。コンパクトながらネタも豊富で、vsモノではベスト級の出来だったと思う。目ん玉飛び出るダンスについてはキラメイジャーの方の感想にて……
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