大賀演じる厚久と若葉竜也演じる武田となんとあの大島優子演じる奈津美は中学生の同級生。大人になり、厚久と奈津美は結婚し子供をもうける。ある日厚久がめまいを理由に会社を退社し、家へ帰ると、そこには浮気中の奈津美がいた。これをきっかけに様々な人間模様が狂っていく。そんな物語。
大賀いる映画に間違いなし。
今まで打ち明けられなかった、なんとなく見過ごしていた気持ちから起きた糸のほつれ、そしてそれらと向き合うまでの話。気持ちのすれ違いによって起こる不幸というのは映画であってもやっぱり胸が苦しい。
最後、大賀演じる厚久と若葉竜也演じる武田のある決意と向き合う気持ちは揺さぶられるものがある。人は素直に自分の感情と向き合う時が一番奮い立たせられる。俺もいつかこんなふうに、鼻水たらしながら泣きじゃくって、何かと向かってみたいものだ。
