Sachika

罪と女王のSachikaのネタバレレビュー・内容・結末

罪と女王(2019年製作の映画)
3.4

このレビューはネタバレを含みます

弁護士の仕事と家庭を両立させ、夫と可愛い双子の娘と幸せに暮らすアンネ。
その家族に、夫と前妻との間の息子・グスタフを向かい入れることになる。
最初は反抗的だったグスタフも、ある事件をきっかけに次第に家族になじみ、アンネも距離を縮めていく。
それは心の距離と共に、身体の関係も…。
関係の発覚を恐れたアンネの冷たい決断とは。




家族も体裁もキャリアも、全部守らなきゃ!とする割には、一時的な官能に溺れる身勝手なおばさんに巻き込まれた、可哀想な17歳のグスタフ。
義理の息子がセフレを連れ込んだ事によって欲情し、夫のいない隙に逆レイプ。
進んで手を出したくせに、発覚を恐れて掌を返したように捨てる。

自分の依頼人には正義を語りながら、女は自分の為なら残酷にもなれるし、どんな演技だってできる。
罪の意識に押しつぶされて父に話してしまい、信じてもらえないままゴミのように捨てられ、最後は全てを諦めたグスタフ。
美しい涙を流すグスタフが可哀想で、胸が苦しかった。

女の強さや残酷さを描きたいのはわかるけど、報われなさすぎる。。
Sachika

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