くるみ

さんかく窓の外側は夜のくるみのレビュー・感想・評価

さんかく窓の外側は夜(2021年製作の映画)
2.5
人ならざる存在が ”視える”青年と、人ならざる存在を “祓える” 青年。
似ているようで対照的な二人がバディを組んで心霊現象の絡んだ事件を次々と解決していくお話…かと思ってましたが、なんだかちょっと思っていたのと違いました。
正直、期待していたより面白くなかったです。
設定は好みだしキャストも豪華なのに、上手く活かしきれてないのが残念。
画面も終始薄暗いし、展開もダラダラしていて話の運びが良くない。
新興宗教がやたらと絡んでくるのも気持ち悪かったです。

主演の二人はひたすら眼福。
しかし、あそこまで密着する必要あります?
霊を祓うために岡田くんが志尊くんに触れる必要がある、という設定は理解できます。
けれどあれはもはや触れるどころかバックハグ。
そこからさらに広げた手をゆっくりと胸へ当てるのも意味深すぎてなんだかちょっと引いてしまいました。
霊が視えるたびに志尊くんが取り乱して息荒くしてるのもしつこくてうんざり。
観終わって知りましたが、原作はややBL寄りの作品のようですね。原作通りなのかな?

平手友梨奈ちゃんが演じていた “呪いを操る女子高生” は敵対する役どころだったので、もっと根性ひねくり曲がった性悪女かと思っていたら意外と素直な感じで拍子抜け。
滝藤賢一さん扮する刑事が持つ “信じない力” っていうのが斬新で一番頼もしかったです。

あわよくば続編を…って感じのラストシーンでしたが、望む声は少なそう。
北川景子が無駄遣いすぎてショックでした。笑
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