本国アルジェリアでは当局により上映中止に。。
1990年代のアルジェリアを舞台に、当時に横行していた弾圧や、女性の生きづらさが主人公の女子大学生の視点で描かれる。
イラン映画を観てても散々思ったことけど、国が上映中止にするのって逆効果パターンが多いような気がする。
余計に世界に恥部をさらけ出しているだけなんじゃないかと。
本国で上映中止という宣伝文句だけでも、個人的に観てみようという意欲にもなるし、世界的にも注目されるような…。
作中で何回も髪や肌を隠す衣類であるヒジャブを着用しろと言われる主人公。
それを無視して、自分のファッションを貫き通し続けるが、社会の目は彼女に優しくはない。
生きづらい世界の中で、デザイナーになるという夢に向かって突き進んでいこうとする主人公。
自らが作ったドレスのファッションショーを開催しようとするが、過激派の台頭や嫌がらせなどもあって、それも危うい。
さらには悲劇的な出来事も起こってしまい、どんどん追い詰められていく。。
観ていてしんどいのか、前向きになれるのか、よくわからない感覚だった。
シリアスな出来事ばかりだけど、主人公が気丈に振舞って強い女性だったから、こちらも必要以上に暗くならずに観れる。
おもしろい系ではなかったけど、観て良かったと思える作品。
(メモ)
PAPICHAとは…
アルジェリアのスラング。
「愉快で魅力的で常識にとらわれない自由な女性」という意味をもつ
(公式サイトより)
P.S.
今作で思い出したけど、そういえば今年はイラン映画をまだ観ていなかった💦
近いうちに何か観よう😅