Kubo

プリズン・エスケープ 脱出への10の鍵のKuboのネタバレレビュー・内容・結末

3.7

このレビューはネタバレを含みます

監房の中、静寂さが故の反響音
刻々と迫りくる失敗が許されない状況の焦燥感
閉鎖空間に強いられた感情のベクトル

お決まりであろう、この時代の目に余る看守の数々の暴虐など。

見応えは十分でした。
人種差別を根絶させる為に用いた方法は
善いとは言えないが、行動自体に意味があり
罵っていくる看守は悪にさえ見えてくる--

この時代の縮図をプレトリア刑務所にギュッと押し留めて、風刺した形。しかも実話。


タイトルバックもラストに
タクシーに乗り込み、荒野の果てに向かうとこで
< Escape from Pretoria >と出す粋な演出。

恩赦が与えられるまで逃げ延びた事実は
カッコ良すぎる...
Kubo

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