みーゆー

弱虫ペダルのみーゆーのレビュー・感想・評価

弱虫ペダル(2020年製作の映画)
3.8
仲間を繋ぐ道具


自転車。されど自転車。
自分を軽やかに運んでくれるものであって、大切な仲間たちと繋いでくれるもの。

原作未読。何にも知らない。自転車のことだって便利な乗り物としか思ってなかった。8割は自転車を漕いでいるだけの映像なのに、中盤以降は手に汗握って笑って泣いて「小野田…!上がってこい…!」だなんてハンカチ握りしめてこの青春ストーリーに胸打たれてしまっていた。

友達が一人もいない、ひとりぼっちの男の子がペダルを回して回しまくって回した分だけ絆が繋がれていく、こんな物語、嫌いな人なんているのか。みんなそれぞれ役割がある。だから「ここに」いる。

坂東龍汰さんが終始最高だったので読んだことないのに「完全にもう鳴子」とまでなってしまっていた。鳴子くんに30回転以上は回しているよ私の心のペダルを……!!

気付けばわたしも自転車、じゃなくてロードレースってきちんと言えるくらいには爽やかな物語に心奪われてしまって…

で?全国大会編もありますよね?お待ちしております……!オラ!お前ら!!チーム総北で獲るぞ全国のてっぺん…!