このレビューはネタバレを含みます
何ひとつ自分で決定できず、流されるまま生きているだらけもの。
自分の弱さ故の過ちで親父としてもなまはげとしても失格となり、
他人に促され改心するも時既に遅く、すべての居場所を失くし、
出来損ないの中途半端ななまはげ姿で知った我が子の顔は、恐怖に怯えた泣き顔でしかない。
どうも報われないキャラクターだが、自業自得感が否めず救いようもないあたりが、没入感なく俯瞰して見られて却って良いかもしれない。
事が起こっても真剣さに欠け、故に説得力も皆無。
太賀はなぜか同じような日和見主義寄りの役が多いよね。
吉岡里帆はとことん可愛かった。最後の表情、良かったなぁ。