Cavianne

ボーはおそれているのCavianneのネタバレレビュー・内容・結末

ボーはおそれている(2023年製作の映画)
3.7

このレビューはネタバレを含みます

常に監視され、管理されている感覚。
どの場面でも、何者かからの視線があった。
(ラストシーンの、2つずつ並ぶライト、あれは秀逸と言わざるを得ない)

いつ何時も、我が行いを自ら問うて生きているのだろう。
どこにいても、責められ叱られている恐怖。
強迫性障害や統合失調症のような症状と、親子の歪んだ愛情をぐちゃぐちゃに掛け合わせて映像化する不快さは異常。

この長い長い3時間、すべてがボウにとっては真実だとして、
果たして事実は一体いくつ存在したのだろう。
あまりに悲しく苦しい彼の心にひとつ言葉を掛けてあげられるとしたら
【そんなに自分を責めないで】
Cavianne

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