どんなに待ちわびたことでしょう。
ブランドン君の新作です。
第一作でパパ(デヴィッド・クローネンバーグ)
の血を受継いでいると確信。これからが楽しみ
だな、と思ったのでした。
早く新作でないかな、と待って待って8年も
経ってしまいました…。
凡人には考えもつかない、けったいなお話です。
ターゲットに近しい人間の脳内を乗っ取って、
そのターゲットを殺すのです。こんなこと、
いつか何処かで不具合が起きるのは避けられ
ないのではないかしら。余程精神的に強くて
も潜在意識には何かあるはず。それがこの任務
で掘り起こされてしまったら…。人間ほど不確実
で予想もつかない行動、思考をする生き物は
いないですね。その人間をこんな風な殺人マシーン
にすること自体危ういことだと思いました。
タシャはマイケルを憎んでたのでしょうか。
それを心の奥に奥にしまいこんで、そんなこと
思ってもいない、とやり過ごしてたのかな。
ナイフや火かき棒(かな?)、肉切り包丁で滅多刺し
にしてやりたいくらい憎かったのかもしれませんね。
タシャとコリンの境界線が混じり合う映像が、
当人達の恐怖心をよく表しているように感じました。
あれは凄いな、と…。観てる側も脳内かき回され
てるような…。
観終わった後、やんわりとした疲れを感じました。
ショーン・ビーンは今回は死ななかったのですね。
生かしておくにしても悲惨な感じで少々気の毒…。