トールキン

ドリーム・ホースのトールキンのレビュー・感想・評価

ドリーム・ホース(2020年製作の映画)
4.5
挫折と栄光、悲しみを経て喜びがある。シンプルなサクセスストーリーだけどシンプルだからこそストレートにスッと心に響くものがある。個人的には涙腺ゆるくて感情移入しやすい方だけど、映画見てこんなに泣いたの久しぶりってくらいとにかく終始涙が止まらなかった。2023年劇場公開作品一作目だけど今年のトップ10におそらく入るかもしれないくらいめちゃくちゃ良作でした。

誰でも自分の日常に疑問を感じたり毎日面白くないなあと感じる時があると思う。人生に希望を持つ、という大それたことじゃなくても大なり小なり自分の好きなことに没頭したり何か夢中になれることを見つけることでそれがきっかけとなっていろんなことが起きたりこれまでとは違う生き方に変わってくるかもしれない。ほんの少しの日常の変化が最終的には希望や喜びにつながっていく。

競馬のシーンでは見ているこちら側でも自然と応援に熱が入り正に文字通り手に汗握る展開。気がついたら本当に手が汗ばんでました。それくらい没入出来たしとにかく熱量がハンパなく伝わってくる。人の喜びと感動の笑顔っていうのは見ていてこっちまでほっこりと癒される。
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