映像へのこだわりを非常に強く感じられたが、映像を見ずにストーリーのみに意識を向けると……ほとんど何も無かったよ。
詐欺師として身を滅ぼしてゆく、というだけの物語だった。
「因果応報」というテーマを延々と2時間30分も費やして表現していた、という印象だな。
間延びした余分な間隙を全て取り去り、要点のみに絞ると、恐らく10分も必要としない内容だった。
ギレルモ・デル・トロ監督の数ある作品の中で、私が比較的好む映画は、4K UHD Blu-rayも買ってしまった「シェイプ・オブ・ウォーター」のみだな。
どうも彼の作品とは相性があまり良くないようだ。