肉浪費Xアカウント復旧無理ぽ

マーベルズの肉浪費Xアカウント復旧無理ぽのレビュー・感想・評価

マーベルズ(2023年製作の映画)
3.8
宇宙とは無縁のはずのミズ・マーベルを入れてキャプテン・ランボー、キャプテン・マーベルの三人がフォトン(光)パワー使うと時空を超えて私たち入れ替わった!?(居場所スイッチ)
とはまやかしの触手猫クリーチャーによるニャンとも凄惨なパニック・スリラー映画だ🙀(ニャン

第一世代(『エンドゲーム』までの)のアベンジャーズの単体映画が晴れ晴れしい終息を見せている中、といっても個人的評価も世間的盛り上がりも上がったり下がったりの昇降が激しく、勢いが安定しない世界的な"MCU疲れ"がいい加減無視できなくなりつつもある中、やっと今後のMCUに期待を寄せられる"起爆剤"的映画が来ましたよw
それも、『Disney+』ドラマ二作品を呑み込む"前提の連携"作品という、挑戦的な"新機軸"というフォーマットで。

なんといっても"親友の娘"で家族のような繋がりを見せるキャロル(キャプマー)とモニカ・ランボーを繋ぐ最若手で、"フランクな緩衝材"として機能した『ミズ・マーベル(カマラ・カーン)』の役割は想像以上にデカく、振り返れば「劇場版(連発)疲れ」とも言える巨大コンテンツ(MCU)のドラマ計画は"正解"を確定付ける内容ともなりました。
敵も味方も主要メンバーは「女性」で固める"女子女子しい"雰囲気の「ガールズムービー」感は、上手くいけば"今後のアベンジャーズの方向の枝葉"を予感させます。
現に、ポストクレジットシーンは"そういう趣向"を明らかにしていますからねw

なにより、"本編105分"という"各コンテンツ合体作"にも関わらずの稀に見る短さで"飽きる暇もなく"いつの間にか終わるほどの"熱中ムーヴ"を見せたのは、近年のMCU作では"新感覚"ではなかったでしょうか?
時間を感じさせない"ハイスピード・スイッチアクション"もMCUとDC(U)の差別化ができづらいアクション面で果たした役割も"新感覚"として大きかったんですよね!
(視聴者の動体視力に挑戦状を叩きつけるような頭コンガリーを招きそうであるが複数回見れば・・・貴様、図ったなっ!?🤬)

また、MCU韓国人キャスト二人目のヤン王子(パク・ソジュン)擁する歌で通話する惑星のアラドラのMARVEL・Disneyだからできる"メタ・ミュージカル"なシュールさは短時間であったものの、『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー』的ムーヴも"辛気臭くなりすぎない"三人集合お祭りムービーに貢献していました。(その後の顛末に疑問符が残ってしまうのはやや問題でもあるが…)
そう、丁度MCUのジェームズ・ガン映画(ガーディアンズ)とタイカ・ワイティティ映画(『ソー』シリーズ終盤)の中間というか両折衷の"形骸バカになり過ぎない"ほどよさが息抜きとして良かったです。

でも、極めつけはフューリーとセットでニャンニャンしく描かれる触手猫(猫じゃないっ)「グース無双」ですよwww(多くは語るまい)

ただぁ、時間をスリムにした"弊害"もきちんとあり、どう考えても"描き足りない"部分も逆に印象づける事になっていると個人的に思いましたね…
1つは、"キャプテン・マーベル地球不在の理由づけ"とキャップが引退したことによる最強でさらに次期「アメリカキャプテン(代表)である在り方の重荷」です。
自分で書いといて長々と語ってしまうな…と焦り出したのですがw簡潔に言うと"戦時介入するアメリカ"の「負」の部分が、女性である「ジェンダー」に結びついてしまったら、"ヘイト・曲解"は避けられないよ?っていう危惧です。

もう1つは、これもドラマ合作として無視できず、"賛否両論"、"辛気臭さMAX"だった『シークレット・インベーション』のニック・フューリーとスクラル人についての作風がもたらす"あまりにもの違い"です。
自分の理解度や時系列の理解が追いついてない部分も多少あれど、今作でさらに"スクラル人の受難"が描かれたことについて、フューリーの人と成りや反応など、もっと理解が捗る"ドラマとの連携"が組まれてないとどうしても"違和感"が残る鑑賞感になってしまいました…

スーツファッションも三人、特にミズ・マーベルとの差別化を図り過ぎた為に、『キャプテン・マーベル』単体映画の"寸胴感"が解消されたのはいいけど、簡素な"スパッツ感"が逆に出てしまって(キャッツ・アイかよ…)という"若干のダサさ"も感じてしまうことにスタイリッシュ/練り込みのバランスがMCUの今後の課題となるかも知れません…

"ドラマ性のなさ"はDCUと迎合してしまっては魅力・減で、それでこそ「アメコミ映画」として一括りにされての"共倒れ"が危惧されることにもなるので、ストーリー面はしっかり研鑽しておくれよ・・・!(ΦωΦ)