SHIN茶

マーベルズのSHIN茶のネタバレレビュー・内容・結末

マーベルズ(2023年製作の映画)
4.0

このレビューはネタバレを含みます

〜ストーリー〜

アベンジャーズ最強ヒーロー、キャプテン・マーベルの新たな物語。
キャプテン・マーベルの“ある過去”を憎み、復讐を誓う謎の敵が現れる。その狙いは、地球をはじめ彼女が守ってきたすべてを滅ぼすことだった。一人では救えない危機が迫るなか、彼女を家族のように慕う敏腕エージェント〈モニカ・ランボー〉、彼女に憧れるアベンジャーズオタクの高校生ヒーロー〈ミズ・マーベル〉と、3人が入れ替わる謎の現象が発生。これまで一人で戦ってきたキャプテン・マーベルは仲間との運命的な繋がりからチームを結成し、新たな“強さ”に目覚めていく。

〜感想〜

アベンジャーズ最強のキャプテン・マーベル。彼女の知られざる過去を深く掘り下げ、彼女が宇宙で何をしていたのかが明らかになる本作。
本作は、3人の能力が変わる変わる入れ替わるいう難しい設定にも関わらず、其処に真正面から向き合いかつ丁寧に描かれていて観ていて爽快で楽しかったです。入れ替わる前後の戦闘を違和感なく繋げ、かつ面白いアクションに仕上げるというニア・ダコスタ監督の手腕が冴え渡っています。
更に、入れ替わりを克服する為に行う3人でのトレーニングが女性らしくユニークで素晴らしかった。普通なら肉体的鍛錬を描きがちなのに対して、女性監督ならではの感性で観ていて感心しました。上映時間も105分と短いものとなっており、この短さで良くぞ此処までまとめ上げたなと思いました。それからグース軍団の使い道がまた愉快。避難のためにグース軍団に食べさせるなんて、爆笑ものの展開で大変楽しめました。また、カマラ家族にタジダジなニック・フューリーの姿も可愛く観ていてニヤニヤが止まりませんでした。そして最後の最後に明かされるモニカの移動先がX-MENの世界という衝撃的な事実。最近、低迷であったMCUが、少しだけ吹き返した瞬間だったと思いました。
遂にMARVELの世界にX-MENが繋がる!
この衝撃を是非劇場でご覧ください。

p.s
ですが、やはり今作でのフューリーの失態やスクラル人の救われなさを観ると『シークレット・インベージョン』をやった意味があったのかなと疑問です。
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