SHIN茶

ARGYLLE/アーガイルのSHIN茶のネタバレレビュー・内容・結末

ARGYLLE/アーガイル(2024年製作の映画)
4.2

このレビューはネタバレを含みます

〜ストーリー〜
謎のスパイ組織の正体に迫る凄腕エージェント・アーガイルの活躍を描いたベストセラー小説「アーガイル」の作者エリー・コンウェイは、愛猫アルフィーと一緒にのんびり過ごす時間を愛する平和主義者。新作の準備を進めている彼女は、アルフィーを連れて列車で移動中に謎の男たちに命を狙われ、エイダンと名乗るスパイに助けられる。やがて、エリーの小説が偶然にも現実のスパイ組織の行動を言い当てていたことが判明。エリーの空想のはずだった世界と、命を狙われる現実との境界線が曖昧になっていくなか、敵の一歩先を行くべく世界中を駆け巡るエリーだったが……。

〜感想〜
正直、個人的にキングスマンシリーズは甲斐を重ねるごとに微妙な出来となっていき、大丈夫かマシュー・ヴォーン監督と思っていまので、観る前は期待していなかったのですが…マシュー・ヴォーン監督大復活!
キングスマン1作目のキレキレのマシュー・ヴォーン監督が戻ってきて最高でした。
序盤の見せ場、列車内でのアクションシーン。様々な登場人物の視点を介し、目まぐるしく展開するスピーディーならアクションシーンは観ていて爽快で、これぞマシュー・ヴォーンの醍醐味詰め合わせ感ありありで大満足でした。
それに何故エリーの小説が現実のスパイ組織の行動とリンクしているのかという謎が、エリー=凄腕CIAスパイであり、自身の体験を小説にしていたからという理由もマシュー・ヴォーン監督味のある内容で良かったですし、終盤のエリーとエイダンの織りなすカラフルなスモークグレネードを使った2人の愛の表現や覚醒エリーが魅せるフィギュアスケートを駆使したアクションシーンは圧巻で、この発想こそマシュー・ヴォーン監督だなと膝を打ちました。
キングスマンシリーズとは、一味も二味も違うマシュー・ヴォーン監督の新たなスパイ映画大爆誕でしたし、個人的に大満足でした。
ラストには、キングスマンと繋がる展開もあり、監督の遊び心にニヤッとしました。
是非、劇場でご覧下さい。
SHIN茶

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