ボーはおそれているのSHIN茶のネタバレレビュー・内容・結末

〜ストーリー〜

メンタルクリニックに通う心配性の中年の男・ボーは日常を送るだけでも一苦労だった。そんなある日、少し前まで電話で会話していた母が突如怪死。ボーは一度は諦めた里帰りを決意し、その道中で様々な奇妙な出来事に見舞われていく。ただの里帰りが壮大な旅へと変貌する。

〜感想〜

見終わった直後…『一体、何を観たんだ…。』というのが正直な感想でした。
全編にわたって全ては、ボーの妄想なのかそれとも現実に起きた事なのかが曖昧に描かれる世界を永遠と3時間観るという苦痛とも取れる中で混乱と混沌が物語を紡ぎ、摩訶不思議なアリ・アスターテイスト120%の濃い時間を過ごしました。
だか決して、この作品がつまらないわけではなく、アリ・アスター監督の手腕により不思議と観れてしまうのです。奇妙な絵作りと奇想天外摩訶不思議な出来事の応酬で頭の中で思考がぐるぐると巡り、観客はボーの世界に引き込まれてしまうのです。
この感覚は観た人だけしか体験できないものだと思います。是非、劇場で不可思議な世界を体験してください。