健一

グリーンランドー地球最後の2日間ーの健一のレビュー・感想・評価

3.3
なるほど!それでこの間「ジオストーム」TVでやってたのね!(番宣でした。)

不死身の男ジェラルド・バトラーが「エンド・オブ・ステイツ」の監督と再びタッグを組んで挑んだディザスタームービー。

数週間前に新たに発見された『クラーク』と名の付いた 彗星の破片が隕石となって地球に衝突しようとしていた。
猶予は48時間。世界崩壊のカウントダウンが始まり 政府によって選ばれた人々の避難が始まる。
街は暴徒化し略奪の嵐に。生き残る術(すべ)を探す人々は極限状況の中 模索する。

小さな映画製作会社が数社寄り添って少ないお金(製作費)を出し合ってアイデアを出し合ってハリウッド超大作に対抗しよう!
みたいな作品でした。
ディザスタームービーというより 極限状態の中の家族のサバイバル劇と言ったところでしょうか。
なので「アルマゲドン」より「ディープ インパクト」や「ノウイング」に近い感じ。

特殊能力を持った人や 国家機密に関わっている人は出てこない。
普通の人々、一般のアメリカ市民。
彼等の穏やかな生活が一瞬で一変する。この切り返しがうまい。
空には肉眼でも確認できる無数の隕石、燃え上がる墜落現場、吹き荒れる爆風。早く輸送機に乗ってシェルターに行かなければ。
家族を守る普通の男、その妻、7歳の息子。
この一家の 命をつなぐ行動の数々にドキドキが止まらない。

製作費の少なさを 人間達のサバイバル劇、TV スマホの映像から流れる隕石墜落シーン、カーラジオから流れる世界各国の崩壊状況を流す 等。
CGを駆使したダイナミックな破壊シーンを極力控えてアイデアで勝負しているのが、製作者たちの映画愛を感じて なんとも愛らしい。

「インデペンデンス・デイ」から はや25年。四半世紀。
これまで数多くのディザスタームービーを観てきたので 正直 目が肥えてしまったのも事実。
ちょっとやそっとじゃ もう驚かなくなってきている。
とは言え本作のような 大手の映画会社じゃなくても この規模の映画が作れるように技術が進歩した と証明してくれた作品のひとつ ではある。
下手な大作映画の続編よりかは全然楽しめました。

奥さん役のモリーナ・バッカリン。綺麗な人でした。
スコット・グレン。老けたなぁ。


2021年 6月8日
TOHOシネマズ池袋 screen4
💺119席
客入り 私を含め10人。

7月14日よりTOHOシネマズは水曜レディースデイを廃止して、
誰でも 1200円に!
ラ・ラ・ラッキー🤞
健一

健一