dai

グリーンランドー地球最後の2日間ーのdaiのレビュー・感想・評価

3.7
ジェラルド・バトラー扮するジョンは高層ビルの建築士。奥さんと息子をスマホの待ち受けにしている彼だったが、実際は別居状態。最愛の息子とは限られた時間しか会うことができなかった。パーティーに際し、ジョンは「帰宅」を許され、息子と再会する。奥さんには使いパシリのように買い物へ行くよう促され不承不承とスーパーへ行くのだが、地響きと時同じくして、ジョンのスマホに大統領アラートが届く。選ばし人間のみ、シェルターへの非難を許されるのだ。が、しかし、、、

ゾンビ映画にしろ、戦争映画にしろ、本当に怖いのは、その渦中で自分本位全開となる愚かな人間なのである。本作は巨大隕石による人類滅亡の危機的状況。人間の汚い部分をこれでもかと見ることができるのが本作である。

ジョンの奥さんアリソンが序盤から本当に気に食わなくて、こいつ○ねばいいのにと思いながら鑑賞していたのだが、終盤に溜飲が下がるように話が帰結していくのには驚いた。

まあ総括して、いかにもジェラルド・バトラーらしい作品であった。ただ、強いバトラーはそれほど見られないので他の作品が好きな人にとってはやや物足りなさを感じることになるかもしれない。
dai

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