他人の薬を飲まされたら…
そんなに期待していなかったのに、とても面白くてびっくり。
めちゃくちゃ好きな系統の王道スリラー。
病弱で車椅子生活を送る、大学受験の合格通知が待ち遠しい女の子が主人公。
一日のほとんどを家の中で過ごして勉強している。
シングルマザーと二人暮らしで、不自由なことはあれど幸せには変わりないように見える。
でも、そんなある日に自らが服用している薬の一つが、母親に処方されていたものだということを知ってしまう。
一気に広がる得体の知れない不安。
何故、母親は自分の薬を娘に飲ませているのか…。
とにかくオカンが怖い。
雰囲気も描写も顔も怖い。
演じていたサラ・ポールソン、スゴすぎ。
(でもジャケは娘の顔の方が怖い)
あと、今作の特徴の一つが、主人公の娘ちゃんがスマホを持たせてもらっていないこと。
パソコンも母親のモノで、インターネットも簡単に使えない。
こっそり調べたいことがあっても、なかなか調べることができない。
一日中、家にいるのにネットが使えないとか地獄だな…
と一瞬だけ思ったけど、アベンジャーズとかワイルドスピードといった映画のBlu-Rayがあれば全く問題ないかも🙄
と、関係ないことを考えているうちに、ピンチに陥っていく娘ちゃん。
シンプルな展開なんだけど、見せ方が上手いので、どんどん引き込まれるし、しっかり怖い。
それでいて90分でまとめているのも評価できるところ。
終わり方もセンス良くて好き。
