どーもキューブ

シャレードのどーもキューブのネタバレレビュー・内容・結末

シャレード(1963年製作の映画)
4.1

このレビューはネタバレを含みます

ヘップバーンの素敵なoh! シャレード



 2012年9月25日 17時40分レビュー。 

 

1963年、ユニバーサル提供。原作脚本ピーターストーン。音楽ヘンリーマンシーニ。監督スタンリードーネン。



ミレニアム入ってからの全国リバイバル「午前10時の映画祭」で上映されていた。
ヘップバーン、ケイリーグラントのミステリー。
久々のヘップバーンを見てみようシリーズ。
ユニバーサルDVD旧作二週間レンタル100円鑑賞となりました。



いやーシャレード。元々意味は言葉あそび、ジェスチャーゲームという意味らしい。

私にとってはこの素晴らしき

「オッ」シャレード!
このなんとセンスの素晴らしい輝き!

タイトルデザインの

このモーリスビンダーのデザインに胸がグルングルン回り目がチカチカする。

音楽のヘンリーマンシーニのストリングスに酔い、何をか見てくれっ!この必見!

オードリーヘップバーン34才(筆者暗算)とザファッションブランド・ジバンシィの素敵なほど派手な衣装

その美しさ!

ケイリーグラントとの巻き込まれコメディとスリラーを組み合わせミニマムな怪しい人を配してすっかりラストまで

ぐるぐるグルグル騙された!

二言めの小言と冗談を言うケイリーグラントのダンディさ。

オードリーとキスするシーンは羨ましい限り!それも 沢山、必見!

「ガンバレベアーズ」以来に見た、ルックスライク「ブルドック」ちょいと若きウォールターマッソー

ニヒルな怖さジェームズコバーン

猪突猛進のハンド、ジョージケネディ



物語自体、非常に小規模に展開する

まるで
ひょっとしたら
二時間ドラマのようなシナリオを

こんなにオッシャレードに味を出したのは

まさしく「雨に歌えば」を撮ったスタンリードーネンの手腕に他ならない

怖さというより柔らかいスリラーの鑑賞後の感じは

何より2人、ケイリー、ヘップバーンの軽妙さの物語の運び心地の素晴らしさといいようがない!

必見な名優のお軽い探偵物語のような

この味は、なかなか出せない気がします!

だって見ればわかります!

ヘップバーンのこのファッションと色とヘップバーンの白い肌の美しさ

ケイリーグラントのお茶目さ。

ケイリーの水のシーンって「雨に歌えば」のジーンケリーオマージュ!って思いましたね!

ラストまでグイグイ引っ張っては「嘘的ドンデン返し」を繰り返して

グルグルぐるぐる観客の疑念を引っ張っていきます。

いや、本格的な推理鋭さはありません。

あくまでも優しくソフトにお洒落にオシャレードに迫るからいつまでも輝くんだと本作の魅力かなと!

わたしのお気に入りオードリーは、パジャマ姿でポニーテールオードリー。素晴らしく綺麗!


あと今回見て気づいたのが「名女優にスクリームあり」

オードリーの受けの演技、「悲鳴」の素晴らしさ。
「悲願、悲しい顔」のリアクションのこの素晴らしさ。
これが素晴らしいという事なんですね。
オードリーが叫ぶわけです。

あんなに綺麗な方が悲鳴をあげるから、伝えてくれる、伝わる素晴らしさがあった気がします。

これは実はエポックマスターピースプリティ(長い)のワイラー監督の「ローマの休日」から現れていますよね!(旧作(チャップリン以外)を初めて意識して見た映画がこれ!)

有名なヘップバーンが口に手を突っ込むシーンのスクリームがありました!

物語はとある殺人から、遺産がオードリーをめぐって、かかって、変な男たちに囲まれさぁ大変という感じ。

本格的スリラー推理では決してありませんのでご注意!

あくまで

オっシャレードにお洒落な映画であるという気がします。

モーリスビンダーのカザグルマみたいな目がチカチカするタイトル必見、超かっこいいです!

「ゴゼジュウ」に選ばれたのも納得しましたぁ!


さて
ヘップバーン、グランドの

なんと素敵な2人の言葉遊び

犯罪遊びシャレード

いや

2人のハイセンスなオッシャレードをとくと

ヘップバーンの素敵なoh! シャレード

お楽しみあれ!

ヘップバーンやっぱり綺麗だなぁ!こんな女優さん、生まれないですね、本当に素晴らしい!


追記
ヘップバーンがのちに奉仕するユニセフが出てくるのは、意図的なんか?不思議なムフフを感じました!
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