さいとう

佐々木、イン、マイマインのさいとうのネタバレレビュー・内容・結末

佐々木、イン、マイマイン(2020年製作の映画)
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このレビューはネタバレを含みます

„これは私の話だ!“、と断言できる訳ではないけど、必ずどこかに自分のカケラのようなものがある映画だと思った。

本当にどうでもいいことに大笑いしたこと、
何かから目を背けるように振る舞うこと、
何かを追いかけること、
追いかけても届かない現実を思い知ること、
でも諦められないこと、
大切だからこそ何も伝えられなくなってしまうもどかしさ、焦燥感

私も„お前は大丈夫だよ“って大切な人に笑顔で言えて、説得力がある人間になりたい。

痛みをビシバシ感じながらも、最後線路沿いのシーンに救われる。
あと、観ている途中、太宰治の「人間失格」をふと思い出したり。

上映終了前に観れてよかった〜!

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悠二は俳優を目指し高校卒業後に上京してきたが、27歳になっても鳴かず飛ばずの日々。常に諦めが側にあるような日々を送りながら、悠二は偶然高校の同級生と再開する。それをきっかけに高校時代に圧倒的な存在だった“佐々木“との思い出を思い出し、悠二の今の生活にもつながっていく。