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アーニャは、きっと来るのmajiziのレビュー・感想・評価

アーニャは、きっと来る(2020年製作の映画)
3.5
ドイツ占領下のフランス。
ピレネー山脈の麓にある小さな村に住む13歳の少年ジョーが経験した戦争とは。

なぜユダヤ人は嫌われているの?

大人にとって当たり前になっていること、タブーとされるようなことを、子供は純粋に疑問に思いそれを口にする。

心が純粋だからこそ、大人のようにフィルターがなくナチスの将校ともふんわりとした交流を持つ。

その一方でスペインとの国境が近いこの村で、ナチスから逃れるためにユダヤ人の子供を匿い、逃すことを手伝う。

つくづく戦争は個人的で、そして内的な体験なのだと感じます。

ノア・シュナップの素直な演技と、大自然の風景がとても美しく、牧歌的な雰囲気に救われました。
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