『ザ・ロード』や『モーラス』の頃のマクフィーを想えば、彼の成長した姿を見られただけでも感慨深いものがあった。『マッド・ガンズ』の時もそうだったけれど、やっぱりこのような普通じゃない世界の映画を選ぶんだねマクフィーは。彼を観たかっただけだから内容はわりとどうでもよくて、そこまでがっかりとかはなかったかも（皆さんのレビューやスコアを参考にして下さい）。ひとつだけ残念だったのは、予告編で流れていた曲が使われていなかったこと。それの使い所を楽しみにしていたので、そこだけは納得いかなかったかな。もっと『プロスペクト』のようにアナログな世界観作りに注力したり、潔く説明（ストーリー）を放棄する勇気があれば、知る人ぞ知る的な作品となっていたかもしれない。
