Kubo

ザ・コールのKuboのレビュー・感想・評価

ザ・コール(2020年製作の映画)
4.5
血みどろ、時間軸ツール、高尚で狡猾な韓風作品

見事なSFスリラーの誕生だ--

「私、メリーさん...今...貴方の後ろにいるの。」
の完全な上位互換。

確実にラストまでの登り始めた階段の途中で
その時間・場所・事象が起こり得るんだと予測できても、「止めてくれ--」と願いたくなる。

登り切る前、階段の踊り場で引き返すように
あの時、あの場所でああすれば良かった、と
後悔も思い知らされるし、母の強さ・気高さも用いてきた。

また、作中に於いて
上げて上げて下げて上げる(↑↑↓↑)が
この上なく巧み。
導入から引き込まれ、且つ自然。
「何故、電話が繋がるの?」という脳内を一蹴してくれる。
(*しかも、ラストが上げ下げ(↑↓)のどっちつかずか、むしろ下げ(↓)か?という方だと、ほんと好ましい。笑

はぁ〜〜〜っと、終わったあとの良い溜息が溢れます。
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