Azmin

水を抱く女のAzminのレビュー・感想・評価

水を抱く女(2020年製作の映画)
3.5
ギリシャ神話の水の精霊、ウンディーネを題材にしたお話。
邦題がちょっと意味不明な感じですが、原題はウンディーネ。

とりあえず個人的に気になった「大いなる自由」のフランツ・ロゴフスキ目当て。
この人、どこかで見てるなぁと思った理由。
顔つきがホアキンに似てるからやね。今回は特に似てました。

主役のウンディーネを演じたパウラ・ベーアは、ずっと気難しそうな表情で少々ギスギスしたヒロインを好演。
恋人に心変わりされ、ひょんな事で知り合ったフランツ・ロゴフスキ演じる潜水士のクリストフと恋人になる。
元カレがいい加減そうなキャラだったのに対し、クリストフがとっても誠実な感じで良かった~。

神話ベースと知らなかったら、元カレから別れ話を持ちかけられた時の「私を捨てたらあなたを殺すことになるわよ」のセリフも、なんて独占欲の強い女なんだで終わっていたかも。

ウンディーネの行動にはすべて意味があった。
水の中はミステリアスで美しかったし、一つ一つのシーンが丁寧に作り込まれていて、雰囲気だけでも不思議な世界に浸れました。
Azmin

Azmin