このレビューはネタバレを含みます
やっと通じ合い、
父が居なく貧しい母子。
母は娘に大学まで学ばせようと学費捻出の為、連れ子のいる男性と再婚し娘に引け目を感じさせないよう弟夫婦に預け離れて暮らす。
母の思いを理解できなかった娘は、捨てられた
と思いたまに会えても反発してしまう。
母への愛情が大きい故だ。
反動からか猛勉強し、
アメリカUCLAの大学の教授の職に就いた。
仕事に励む中、突然の母の訃報。
ファンタジー❣️
母は3日間の休暇を得て幽霊となり現世の世界にやって来れたので娘の様子を見に来た。
なぜかアメリカで大学教授の筈が、
母が営んでいた食堂を受け継いでいた。
母の味を再現しようと試行錯誤しつつ、
料理作りに余念の無い娘。
娘の気持ちがわからない母は3日間のうちに突き止めようとつきまとう。
が、娘には見えないし話すこともできない。
時折並べられる料理の数々、
どれもすこぶる美味しそうな品々ばかり。
捨てられたと思いつつ母恋しさが募る娘は、
母には隠れて様子を見守っていた。
渡米する際にも会いに来てくれない娘に
やるせなさを感じていた母を外から見守る娘。
娘は直接顔を見せず渡米したことを悔やみ、
母への強い想いのあまり一番繋がっている
母の味を再現しようとしていたのである。
近所のおばちゃんには、
お母さん以上に美味い味付けだよと褒められる
までになる。
帰りが迫る母は娘に直接会いたい気持ちを
抑えられない。
とうとう会えて手料理を食べ褒めてあげること
もできて思い残すことは無い。
娘も母と話せて心のシコリがとれたよう。
めでたし、めでたし、‥‥。
突然亡くなり一人愛娘に気持ちを残す母を
キム•ヘスクさんがこれ以上ないぐらいに
演じてくださった。
母なる深い愛ならではの
気持ちと言葉と行動を表してくださった。
娘の幼い頃の母親役俳優も全身で娘を
思う母を演じてくださった。
だけど、ファンタジーだから仕方ないか。
娘はキム•ヘスクお母さんが存命中、
家事手伝いをしていなかったし、
一緒に住んでもいなかったのに、
また勉強にも必死に取り組んでいたのに、
母のレシピか味がわかり100%再現どころか、
近所のおばちゃんにお母さん以上と言われる
レベルまで腕を上げられるのだろうか❓
それも短期間で。
不思議だ。
一度手料理を土産に持たせてもらったぐらいで
できる筈ないと思うが。
期待して観に行ったが、あまり感動には至らなかった💦
余談だが、母がかまどを手造りして鍋も新調。
あの鍋の蓋ひっくり返して炒ったり炒めたり
重宝する調理器具らしい。韓国時代劇ドラマにも出ているからそんなに変わらない形のよう。
また、コーヒー豆を炒ってコーヒーを淹れるくだりは、以前LaLa ch.での農家暮らしでもやっていて、この鍋の蓋ならではの美味しさを味わうものらしい。